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札幌にある絵本専門店ぶっくはうすりとるわんの毎日。


by bh-little-one
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16strings Trio

FROM YOUR PLACE 『16 strings Trio』

11月25日(日)18:30会場 19:30スタート
前売りチケット¥2300(ドリンク付き)

@櫻珈琲煎房藻岩店
札幌市南区藻岩下2丁目4の11
tel/011−583−9349

★りとるスタッフの長沼さんの息子さんが出演します。>彼はギタリストです♪
 ゆっくりとjazzを堪能しませんか??
# by bh-little-one | 2007-11-19 13:55 | イベントです!
今月は思わずほろり。とくるお話の紹介がたくさんあります。
自分は些細なことでもすぐに泣きたくなる性質。たまに「泣きどころなの??」と疑問に思われることがあったりするんですけど、ボロボロ涙が出てきたりします>笑
あんな本・こんな本での大阪の方のお話にあった(ホームページ参照。)「ちょっとだけ」も共感出来ます。我が家で読むことの出来ない絵本のひとつです。こんな風に他にも胸の奥がきゅーっとなってしまう絵本、あったかな?と思いながら本棚を探してみました。

『けんかのきもち』 柴田愛子 文 伊藤秀男 絵 ポプラ社
絵に迫力たっぷり!子どもたちの目に力があります。
こういう子、今どき減っちゃったよね。と思うハナシ。たいちゃんが一番仲良しのこうたくんと取っ組み合いのけんかをして…納得のいかないうちに自分は負けだ。という宣言を受けます。負けだと言われた訳ではないんですよ、でももう雰囲気で感じとれるあの悔しい感じ!わかる、わかる!
なんとなくみじめな気持ちの時に周りにフツーに接されると余計に哀しくて泣きたくなっちゃうんだよねぇ…子どもの意地って、大人以上です。
『ぼくおかあさんのこと…』 酒井駒子 文溪堂
うさぎのぼくはおかあさんがキライ!嫌いな理由は数々あるの。そうどれもこれもお母さんにしてみたら、ああ、耳が痛いよ。という痛い所を突く子どもの本音>笑 あたしも思い当ります。
面白いのは最大の理由。そりゃ確かにに叶わない願いなんだけど…お母さんも困っちゃう。でもきっと嬉しいな。
ぼくに見離される(大袈裟ですけどね。) おかあさんの哀愁漂う様子、とても可愛いです。ラストはやっぱりほんわか、じわり。ですよ。
『おいかけて』 中脇初枝 文 田中清代 絵
これはストーリーがどうこう、ではなくて、昔懐かしい感じ。絵にやられる絵本です。幼い姉弟と自分が小さい頃の情景が重なって、ほろりとします。
夕暮の寂しい感じや、暗くなってきた景色の中での不安な気持ち。家の灯を見た時の安堵感。自分は読むと穏やかな気分になれる絵本なのです。

感じどころはヒトそれぞれ。あなたがほろり。とくるシチュエーションは一体どんな感じですか?

ブログ管理人naoの絵本話-11月_f0057488_14431111.jpg
# by bh-little-one | 2007-11-06 14:43 | 気になる一冊
ちひろのこれがおすすめ---『おにいちゃんにははちみつケーキ』_f0057488_1438285.jpg

『おにいちゃんにははちみつケーキ』
ジル・ローベル 作/セバスチャン・ブラウン 絵
なかがわちひろ 訳/主婦の友社/定価1365円


マメタという赤ちゃんが生まれて、それまで一人っ子だったお兄ちゃんの
コンタはお母さんからほっとかれたような気分になり、
やきもちをやいてしまいます。でも、最後には本当に「お兄ちゃん」
になっているところが、この絵本のすてきなところです。

ママはマメタにつきっきりで遊んでくれないし、今まではコンタにしか
歌わなかった特別な子守歌まで歌っています。

だんだん面白くない気分になったコンタは物置に閉じこもり、
ついにはマメタの悪口でできている「とってもいけないうた」
を作って大声で歌ってしまいます。
でも、ママにとってはコンタもマメタも大事なこども。
きっとこんなぼくのことをきらいになっただろう、と落ち込むコンタを
やさしくなぐさめます。
「ぼくのこと、すき?」と聞くコンタに「いつまでーもだいすきよ」と
コンタを抱きしめて答えるママ。

読んでいて胸がじわーっとあったかくなりました。はちみつケーキ、
早くみんなで食べられるといいですね。
# by bh-little-one | 2007-11-06 14:38 | 気になる一冊

としょかんライオン

としょかんライオン_f0057488_14342433.jpg

『としょかんライオン』
ミシェル・ヌードセン さく/ケビン・ホークス え
福本友美子 やく/岩崎書店/定価1680円



大判でちょっぴり厚い絵本です。手にとると結構重みもありますが、
読み終えて深い感銘を受けました。

まず出だしの「あるひ、としょかんにライオンがはいってきました」
というところから、ぐいっとお話の中に引き込まれます。

最初はだれもが驚いたけれど、おはなしが大好きで、
子どもたちが大好きで、すっかり図書館の一員となったライオン。
しかし、あることで大きなほえ声を出し、“としょかんのきまり”
に背いてしまいます…。

厳格だけれど心の広いメリウェザー館長や仕事一筋の図書館員
マクビーさんの人物描写もおもしろく、全体の雰囲気が
とっても映画的。何より、ライオンくんのしぐさと表情が
ほんとうにすてきですよ!ふかふかの毛の背中に寄りかかって
本を読めるなんて、すっごく気持ちよさそうだし。
こんなに優しくおだやかで本好きのライオンがいたら、
りとるわんに欲しいくらいです!!

話はそれましたが、感動のラストは、ぜひぜひ絵本を読んで
味わっていただきたいと思います。
# by bh-little-one | 2007-11-06 14:34 | 今月のおすすめ
かえるくんのあたらしいともだち_f0057488_14295946.jpg

『かえるくんのあたらしいともだち』
マックス・ベルジュイス 文と絵/清水奈緒子 訳
セーラー出版/定価1365円


かえるくん…といえば、日本では文化出版局の
「がまくんとかえるくん」シリーズが有名ですよね。

私は今回初めて知ったのですが、ここでご紹介する
「かえるくん」シリーズは、地元オランダでは大変な
人気絵本なのだそうですよ。
心優しいかえるくんとその仲間たちが繰り広げる
ハートフルなお話がいっぱいなので、こちらのオランダ版かえるくん
のほうもどうぞよろしく。

さて、今回選んだのは『かえるくんのあたらしいともだち』。
木々の葉が色づくちょうど今時期のお話です。

気持ちのよい秋の日、散歩していたかえるくんは、
森の中でこぐまのぬいぐるみを拾います。
新しい友だちができたと喜ぶかえるくんは、
こぐまと寝食をともにし、言葉を教えます。
そんなある日、こぐまくんは「自分のふるさとへ帰る」
と言い出して…。

どことなくなつかしさを感じる素朴な絵に惹かれます。
色合いも温かみがあって、お話の持つのどかな雰囲気にぴったり!

ほのかな可笑しさあり、ペーソスあり、
そして安心のハッピーエンド…人々に愛され続ける人気の
秘密はどうやらこのへんにありそうです。
# by bh-little-one | 2007-11-06 14:32 | 今月のおすすめ